ポーランドに拠点を置くアウトボードブランド「Looptrotter」

2021/03/12

2021年1月8日より、ミックスウェーブ 株式会社はポーランドのアウトボードブランド「Looptrotter」の取り扱いを開始いたしました。

Looptrotterとは

Looptrotterはポーランドに拠点を置くアウトボードブランドであり、オーナーのAndrej Starzykはモジュラーシンセサイザーの開発からそのキャリアをスタートさせました。元々はサウンドデザインに興味があり、Native Instrument社のReaktor等を用いて様々な音の探求を重ねていました。

しかし、デジタルの世界を探求すればするほど、サウンドに足りない「何か」を色濃く感じるようになっていきました。それがアナログ機材特有のキャラクターだと気付いた時、Looptrotterを立ち上げ、最初の製品であるMonster Compressorの開発に着手しました。

デジタルからアナログへと回帰した、珍しい経歴をもつ彼のアイディアを投入しMonsterCompressorは多くのスタジオで用いられ、SA2RATE 2は多くのクリエイターやエンジニア達の「秘伝のスパイス」として使用されています。

ラインナップ

MONSTER COMPRESSOR 2 / ステレオコンプレッサー

スーパークリーンなサウンドを目指しデザインされたステレオコンプレッサー

FETコンプレッサーの回路をベースにチューブサチュレーションやドライ/ウェットMixを搭載しており、ミキシングにおける全てのシチュエーションに対応します。特にコンプレッサーとチューブサチュレーションのコンビネーションはソースのピークや倍音、音像を自由自在にコントロールします。

EMPEROR LIMITER / アナログ・ダイナミクスプロセッサー

設定次第でコンプレッサーにも、リミッターにもなるアナログ・ダイナミクスプロセッサーであるEMPEROR LIMITERは、ヴィヴィッドでアナログサウンドを音源ソースに与える、秘伝のスパイスのようなアウトボードです。

60’sのコンプレッサー・リミッターにインスパイアされたダイナミクス・セクションはシンプルなコントロールセクションから想像もできないパワフルでクリーンななサウンドを持っています。Driveセッティングを駆使することでピークを抑えつつ、ラウドなサウンドデザインを行ったり、わずかにかけてウォームでナチュラルなプレゼンスを付加したり、その活用方法は様々です。

核となるFETトランジスタモジュールは低域の倍音にアナログ特有のキャラクターを付加します。

それぞれのチャンネルに独立したHi と Lo2基のサイドチェインフィルターを備えており、フェイズシフトを抑えつつ、コンプレッション動作をコントロールします。これにより、ナチュラルなローエンドを保ったまま高域を削ったり、意図的に低域をブーストしてポンピング・エフェクトを得たり、様々なコンプレッション動作を実現します。

アタック&リリースははFAST, MED, SLOWの3プリセットとなっており、細かい調整はできませんがスピーディにサウンドメイキングが可能です。特に最短で良い音や狙った効果を得たいクリエイター達に非常に高く評価されています。リミッティングからアナログコンプレッサーまで幅広いアプリケーションに対応します。

SATUR 8/24 SUMMING MIXER / サミング・ミキサー

1960年代の真空管ミキシング・コンソールとテープレコーダーのサウンドを参考にデザインされた、8チャンネルのアナログ&ソリッドステートのサチュレーション・モジュールを搭載しています。

サミング・モジュールは、オペアンプと、アクティブ/パッシブ両方のボルテージ・サミングを組み合わせたオリジナルのデザインです。ミックスされた信号はトランジスターで構成されたクラスAのプリアンプ回路で増幅され、そこに本機の特長でもあるMAGIC回路の効果をプラスすることができます。この回路はサウンドに温かみを与え、鮮明なアナログ独特のサウンドに仕上げることで、デジタル特融の無機質なサウンドを活き活きとさせます。単一トラックだけでなく、サブグループやミックスダウンにもお勧めです。

SA2RATE 2 / ソリッドステートサチュレーションユニット

ソリッドステートサチュレーションユニットとして、Looptrotterのベストセラーモデルである本機はピークレベルを上げることなく、RMSレベルを引き上げるサチュレーションユニットです。多くのエンジニア達が愛用するスムースでナチュラルなサチュレーションから過激なディストーションは多くのレコードでそのサウンドを聴くことが出来ます。

Driveセクションと2種類のフィルター、そしてDry / Wet ミックスのみのシンプルな構成で非常に扱いやすく、ドラムのパラレルディストーションやマスターバスに軽くかける等、クリエイティブに用いることができます。
Driveコントロールはサチュレーション量をコントロールします。2つのLEDライトは4%、8%のTHDメーターとして機能します。

LO Safeフィルターはプリエンファシス、ディエンファシスフィルターとして機能し、低域の過剰な歪みを抑えます。これはドラムのキックやベース等、低域楽器を過剰にサチュレートを防ぐケースで非常に有効です。

HI smoothはサチュレーションの前段で高域をブーストし、サチュレーションの後段でブーストした高域をアッテネートする二段フィルターです。高域により深い歪みを与えながらも僅かにコンプレッションされるので、非常にスムースなサウンドが得られます。

また、インストゥルメント入力(-10dB)も備わっており、エレキギターやベースを直接接続しての使用も可能です。

SATurAMP / マイク・楽器用プリアンプ

SATurAMPは、Looptrotter独自のソリッドステート・サチュレーション回路を500シリーズのフォーマットに収納した、他に類を見ないマイク / 楽器用プリアンプです。

本機のMic/Line入力には、APIのプリアンプに搭載されているAP2620を基にデザインされたSOWTERトランスを使用しています。
48Vファンタム電源、位相反転、入力モード(Mix/Line)の切り替えとして使用される-20dBパッドの各スイッチを搭載。ディスクリートのクラスAパーツで構成されたオペアンプ回路は、60年代のサウンドを参考にデザインされています。GAINは1dBステップでデジタル制御され、その設定値はディスプレイに表示されます。

SAT500 / サチュレーター

SATUR-8EXは、SATUR-8/24のサチュレーション回路増幅を目的にデザインされた、クラスA &ソリッドステートのユニットです。お持ちのコンソールやサミング機器のINSERTに接続しての使用も可能です。

古いミキシング・コンソールやテープレコーダーを参考にデザインされた本機は、プリアンプとADDAの間に接続することで効果を発揮します。

DRIVEは入力ゲインをコントロールします。サチュレーションの深さを変化させ、耳馴染みの良い歪みを与え、高いRMSレベル(ラウドネス)まで信号レベルと引き上げます。オレンジと赤のLEDがプラスされたハーモニクス量(4%と8% THD)を表示します。

EMPEROR 500 / アナログ・ダイナミクスプロセッサー

EMPEROR LIMITERの弟分とも言えるEMPEROR500は、EMPEROR LIMITERのエッセンスを受け継ぎながら、コンパクトな500シリーズモジュールを実現したアナログ・ダイナミクスプロセッサーです。

EMPEROR LIMITERとの大きな違いは真空管のドライブセクションを備えていないところですが、ダイナミクス・セクションはクリーンでありながらもパワフルで、コンプレッサーとして、リミッターとして素晴らしい性能を発揮します。

チャンネルに独立したHi と Lo2基のサイドチェインフィルターを備えており、フェイズシフトを抑えつつ、コンプレッション動作をコントロールします。これにより、ナチュラルなローエンドを保ったまま高域を削ったり、意図的に低域をブーストしてポンピング・エフェクトを得たり、様々なコンプレッション動作を実現します。

核となるFETトランジスタモジュールは低域の倍音にアナログ特有のキャラクターを付加します。また、Dry / Wet機能も搭載しています。

アタック&リリースはFAST, MED, SLOWの3プリセットとなっており、細かい調整はできませんがスピーディにサウンドメイキングが可能です。特に最短で良い音や狙った効果を得たいクリエイター達に非常に高く評価されています。リミッティングからアナログコンプレッサーまで幅広いアプリケーションに対応します。


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