没入感のあるAV展示会に欠かせないPIXERAインフラストラクチャーをご紹介!

2022/02/27

©Ross Magri (Sarner)

コーンウォールの代表的な史跡であるボドミン監獄では、1台のPIXERA mini Directorコントロールユニットで、音声とタイムコードを合わせて60以上のチャンネルが再生されています。

©Ross Magri (Sarner)

ボドミン監獄は、少なくともコロナウイルス感染症による世界的なパンデミックが起こる以前は、毎年何万人もの訪問者を迎えていましたが、2020年に、850万ポンドをかけて博物館を改修されました。

この改装の目玉は、エントランスのデザインも一新した壮大な「ダーク・ウォーク」。センセーショナルな舞台装置、特殊効果、フィルム、プロジェクションを使って、コーンウォールの呪われた過去に誘う没入型の展示です。この体験に加え、元々あった監獄の建物は、その遺産を保護しながら、元来の監獄の廊下や不気味な独房の雰囲気を高めるために追加工事が行われています。

©Ross Magri (Sarner)

この意欲的なビジョンを実現できたのは、体験型デザインとプロダクションのスペシャリストである Sarnerのノウハウのおかげです。 Sarnerは、地味なジェイルを世界クラスの没入型アトラクションに変えるために必要な技術の提供を依頼されました。

Sarnerのマネージング・ディレクターであるMagri氏は、「私たちは、AVと特殊効果の技術を全面的に使用して、望ましい最終系を実現しました」と述べています。「ホロガーゼ、スモーク、ペッパーズゴーストのイリュージョン、風、水、メカニカルエフェクトなど、これらはすべて完全に自動化されており、オーディオ、ビデオ、照明効果と完全にシンクロしていました。

ダークウォークでは、7つのユニバースで1,713のDMXチャンネルを使用する400台の照明器具に加え、16台のデジタルプロジェクターE-Vision 7500 Laserとオーディオシステム(JBLスピーカーとAUDACのアンプで構成)を使用して、展示から展示へと来場者を追跡する不吉な雰囲気を作り出しました。高速道路強盗、密輸業者、多量の元受刑者の声や映像、判決、刑務所での生活、そして最後に死刑が下されるという彼らの道のりに沿って、その不気味な雰囲気は生み出されています。

この体験のためのすべてのAVコンテンツ(オーディオとタイムコードの合計60チャンネル以上)は、たった1台のAV Stumpfl mini Directorマスターユニットで再生され、そのマスターユニットはさらに5台のAV Stumpflメディアサーバーを制御しています。PIXERA miniの超コンパクトなフォームファクターは、1Uの19インチラックに2台のサーバーを収めることができ、同様のシステムに最適です。

「PIXERA miniのおかげで、展示のあらゆる面を同期させることができました」とMagri氏は言います。「AV Stumpflは、設計の初期段階から設置期間中、非常に協力的でした。特に、非常に多くのオーディオチャンネルを持つことが課題となりましたが、AV Stumpflは完全にコミットし、問題ができるだけ早く解決されるようにあらゆる手段を講じてくれました。」

Sarnerの経験豊かなチームは、ワイドスクリーンのエッジブレンド投影とプロジェクションマッピングを組み合わせて使用し、制作チームやクリエイティブチームと密接に連携して、技術的要件を考慮した素材を提供しました。

「PIXERAを使用するとコンテンツを受け取ってからの再生設定は非常に簡単です。」とMagri氏は言います。

©Ross Magri (Sarner)

ボドミン監獄の改修工事は、英国の国家的なロックダウン中、他のアトラクションと同じように遅延や複雑な状況に陥りましたが、2020年10月1日に一般公開され、その比較的短い期間の入場者数は予想を上回るものでした。

Magri氏はこう締めくくりました。「アトラクションの運営は人数を減らして行うしかありませんでしたが、お客様からのフィードバックは素晴らしいものでした。これは来場者数にも反映されており、時には満席になることもありました。

PIXERA two RT

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